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南三陸金華山国定公園の中程に位置する志津川町では、カキを始めワカメ、ホヤ帆立貝等養殖漁業が盛んに行われております。この主軸を担う青年達(志津川湾漁業青年団体連絡協議会)が、"豊かな海は、豊かな森に育まれる"と環境保全の大切さを知り、山へ登りブナの植林を始めました。そんな努力が認められ第17回全国豊かな海づくり大会において、漁場保全部門『水産庁長官賞』を受賞しました。下記はその概要です。カキに対する情熱は「海」から「海の源へ」と果てしなく続きます。
| 第17回全国豊かな海づくり大会 漁場保全部門 水産庁長官賞 | <概要> 志津川町は南三陸金華山国定公園内にあり、リアス式海岸で、志津川湾という恵まれた環境を活かし、ワカメ、カキ、ホヤ、ホタテガイ等養殖漁業や採介藻漁業が盛んに行われており、特に昭和50年に始まったギンサケ養殖業は急速な伸びを示し、一時は海面養殖生産額の7割にも及んでいたが、近年の輸入サケ・マス類の増大に伴い、激減している実情下にある。 このような中にあって、町内二漁協の青年層は独自に活動を実践していたが、昭和58年1月に志津川町漁協青年部と戸倉漁協青年研究会が一つとなり、本連絡協議会が発足した。 その活動は多岐にわたっており、
・ | クロソイ・ヒラメの中間育成放流等の栽培漁業実践活動 | ・ | ホタテガイ・カキ等のラーバ調査、養殖技術の試験研究活動 | ・ | アワビ資源調査活動 | ・ | シロザケのふ化放流事業 | ・ | 植林及び海のクリーンアップ活動 | ・ | 研修会の実施 | などがある。 現在、会員66名で会長、副会長、幹事、監事、会計の役割を10名で果たしている。 漁場保全については重点項目として以下の取り組みを行っている。
1.海や浜辺の環境美化運動の展開
| 1. | 昭和60年から、青年部独自で各湾にクリーン作戦の手作り看板を立て、独自の小さな啓発運動を開始した。 | | 2. | その後、漁協による海岸清掃作業、平成4年からは、町民参加の「海のクリーンアップ作戦」として定着し、毎年7月20日に実施されるようになった。 | 2.豊かな志津川湾を目指した植林活動の展開
| 1. | 平成5年末から、山林と川と海の関係についての知識を講演会等で知り、色々な話し合いの中から、志津川湾は漁業者の生活基盤であり、これを後世まで守ることを目的とし、植林活動に取り組んだ。 | | 2. | 植林地は、シロザケの遡上する水尻川、八幡川の源流となっている場所で、地元山林所有者で組織する組合と50年間の分収林契約を結び、地拵え・植林作業・下刈り等について所有者等の協力、指導を受けている。 | | 3. | 植林実績は表のとおりであるが、樹種は保水力に優れているブナを主体にクリ・アズサ・ナラ・シラカバ等も加えている。参加者も直接の関係者のみならず、小学生を含む一般住民も参加し、年々増加の傾向にある。 | | 4. | また植林後は下刈り等の管理が大切であるが、これもしっかり実行し、下刈りの他、植樹祭への参加という山での交流の他、海での祭りの際に山林関係者との交流をするなど、連帯感を高めている。 | | 5. | 今後植林を継続実施することにより、地域全体の環境保全に対する意識高揚が図られる等、他地域への波及効果が期待できる。 |
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